弁護士のあたまの中

倒産・事業再生・事業承継・M&A・下請法・中小企業の法務を中心に活動/弁護士が何を考えているかを伝えられれば。/主に中小企業の経営者、幹部さんに。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

M&A仲介の規制

M&Aは売る会社と買う会社があって成り立ちます。 私も事業再生の一環で特に中小企業のM&Aは多数取り扱ってきましたが、案件数でいうと概ね売主側で8割、買主側で2割ぐらいのイメージです。 M&Aの成否のポイントはいくつもありますが、最初の難関は、M&Aの相…

【弁護士のトリセツ】契約書チェックを依頼する。

弁護士の業務として、日常的な業務のひとつが契約書のチェックです。 みなさん、取引基本契約書、業務委託契約書、秘密保持契約書などを、顧問や知り合いの弁護士に、「この契約書見てもらえませんか?」と依頼されると思います。このとき、何の情報もなく、…

【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。②

前回の記事(【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。① - 弁護士のあたまの中|弁護士萩原貴彦のブログ)では、相談にきた会社から「最初に何を聞くか」について書きましたので、今回は「最初にどう判断するか」です。 一番最初に考えることは、どの方…

【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。①

事業再生を取り扱う弁護士のことを「倒産弁護士」などと呼ぶことがあります。本当は「倒産弁護士」という言葉のイメージは一般向けにはあまり良くないので「事業再生弁護士」とか「再建弁護士」とか呼ばれるようになりたいですね。 この倒産弁護士のところに…