弁護士のあたまの中

倒産・事業再生・事業承継・M&A・下請法・中小企業の法務を中心に活動/弁護士が何を考えているかを伝えられれば。/主に中小企業の経営者、幹部さんに。

倒産

【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。②

前回の記事(【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。① - 弁護士のあたまの中|弁護士萩原貴彦のブログ)では、相談にきた会社から「最初に何を聞くか」について書きましたので、今回は「最初にどう判断するか」です。 一番最初に考えることは、どの方…

【事業再生】最初に何を聞いてどう判断するか。①

事業再生を取り扱う弁護士のことを「倒産弁護士」などと呼ぶことがあります。本当は「倒産弁護士」という言葉のイメージは一般向けにはあまり良くないので「事業再生弁護士」とか「再建弁護士」とか呼ばれるようになりたいですね。 この倒産弁護士のところに…

【裁判例】事業譲渡会社の標章の一部の続用と会社法22条1項類推適用の可否

[裁判例情報] 東京地裁平成31年1月29日判決(平成30年(ワ)第7876号) 貸金返還等請求事件 金融・商事判例1566号45頁 確定 [事案の概要] X銀行はA社に貸付があったが、A社はY社に事業を譲渡し、その後債務整理を開始した。X銀行はY社に会社法22条1項の…